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父のお好み焼き

以前、私がこの話をしたときだけ、
本当に笑っていたと、
セッションできんたろうさんに言われた。

今、改めて考えてみると、
その理由がなんとなくわかる。

あの時、父が嬉しそうに
台所でゴソゴソお好み焼きを作っていた。

その姿を見ながら、私は、当然のように
そのお好み焼きを食べさせてもらえると思っていた。

父が、私に食べさせたいと思い、
私も、それを食べたいと思う。
2人の気持ちは一致していた。

あのとき、父が本当に食べさせたいと思っていたかは
確かめようがないし、そこはあまり問題ではない。
父がそう思っているということを、
私が当然のように思っていたということが重要なんだと思う。

そこに疑心は無い。

素直に〝マズい〟と感じて、
素直にそれを表現できる父との関係性。
安心できる空間だった。

そして、そのエピソードを語るときの私も
安心して笑い、素直に表現していたのだろう。

そんな空間、人との関係性を
今の私の中にも作っていかなければならないと思う。



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Author : けい


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