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母親の謝罪

某有名女優の謝罪会見を見ていた。

息子のしでかしたことについて、
被害者に詫び、仕事の関係者に詫び、
育て方が悪かったと自分を責め、
一生懸命に言葉を選んで、
なんというか、突っ込みどころのない
謝罪だったように思う。

私はシングルマザーとして
自分をこの人に重ねていたから、
いかなる場合でも、息子に対して
「私はいつまでもあなたの母親よ」
というメッセージを与えていることには、
率直に胸を打たれるものを感じる。

ただ、これが一般社会の出来事だったらどうだろう。

成人した息子の不祥事で、
母親が出てきて謝罪するというのは滑稽だ。
母親の対応がカンペキすぎればすぎるほど、
息子のダメさ加減が浮き彫りになる。

息子にしてみれば、自分がしなければならない謝罪を
一部肩代わりしてもらった格好だ。
お母さんに守られているという実感をますます深めて、
自分がとらなければならない責任を
放棄してしまうのではないだろうか。

もし、この息子と私自身を重ねたらどうなるだろう。
母親が「私の育て方が悪かった」と詫びるとすると、
自分は「お母さんにも責任の一端はあるのか」と
少し胸をなでおろすかもしれない。

親のせいにするだけでは、
いつまでたっても自分の責任は自覚できない。
これは、子どもの問題を自分の母親(子どもから見ると祖母)
のせいにするのと、なんら変わりはないように思える。

親のとる責任と自分のとる責任は全く別物なのだと思う。

視点を変えて、被害者の立場だったらどう写るだろう。
母親が代わりに謝罪する姿は、
「かわいそうな母親」を見せつけられるようなもので
怒りのもって行き場を失ってしまうだろう。

母親が息子の矢おもてに立って謝っている姿は、
被害者を加害者に仕立て上げることもできてしまう。


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