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「お好み焼き」宣言

ある日、息子が突然
「もうちゃんぽんは辞めた。
これからお好み焼きを食べる!」
と宣言した。

最初、なぜそんなことを言い出したのか分からなかったが、
それからというものの、
息子はお好み焼きを食べるようになった。

以前と変わったところは、自分で作るようになったことだ。
昼夜逆転しているときは、夜中でも朝でもお構いなし。
あの、めんどくさがり屋の息子が、
キャベツをザクザクと、かなり大きめに切って(笑)
自分で作っている。
これにはびっくりだ。

そんなにもお好み焼きにこだわり始めた理由は何なんだろうか・・・。


私が最初にお好み焼きを食べたのは、
たしか幼稚園くらいだったと思う。
父が突然台所に立って、なにやら作り始めた。

小麦粉を水で溶いて、もやしを入れただけのお好み焼き(たぶん)。
ウスターソースをかけて食べる。
父は自慢げに焼いて、私と母にふるまってくれた。

生まれて初めて食べたお好み焼きの味は、マズかった・・・笑
しかし、あのとき父は、嬉しそうだった。
恐らく父の思い出の味なのだろう。
戦時中だった子ども時代、お好み焼きを何度も焼いて
食べていたのではないだろうか。

やがて私は高校生になり、いとこの家に遊びに行ったとき、
叔母さんが作ってくれたお好み焼きを食べた。
山芋や豚肉が入って、ソースがたっぷりかかったお好み焼き、
その美味しいこと!

そして、家に帰ってさっそく父に報告した。
父は開口一番「そりゃ、材料が良すぎる!」
悔しそうに、でも笑いながら、そんな軽口を2人で言い合った。

不思議なことにこの私が、
お好み焼きに関してはまずいとか美味しいとか感じている。
そして、それを作ってくれた父に対して、自然に言えたのだ。

お好み焼きは、父の領域であり、
決して母が手を出せない領域だったからこそ、
きっと私は緩んでいたのだと思う。

学生時代に食べたお好み焼き。
社会人になって食べたお好み焼き。
友人宅で食べさせてもらったお好み焼き。
息子の部活のママ友と食べたお好み焼き。

なぜかお好み焼きに関しては、お店の場所、
一緒に食べた人、それらの情景を鮮明に思い出せる。

そして、息子が生まれてからも、
自宅でも何度か無意識で作っていた。
それを今になって、息子が受け継いでくれたのだと思う。

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